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サーバーの種類についてわかりやすく解説します!

2022.05.14

サーバーの種類についてわかりやすく解説します!

WEB業界を目指して、多くの方はHTMLやCSS、Javascript、PHP、Ruby、Python、デザインならPhotoshop、Illustoratorなどなど、目的に応じて勉強しているかと思います。

コーディング、プログラミング、デザインについては、みなさん積極的に勉強されていますが、WEBの知識というのは、実はものすごく多岐に渡っています。

上記に加えて、WEBマーケティング、SEO対策、アクセス解析などを学ばれている方もいらっしゃいますが、サーバー管理やドメイン管理、著作権や通販法については、あまり積極的に勉強されている方は見かけないなぁ…と個人的には感じています。

著作権については、以前「コピーライト(Copyright)を理解して著作権について学ぼう!」という奇人で軽く触れていますので、合わせてご覧下さい。

今回は、意外と忘れがちな「サーバー」について、サーバーの種類のお話をしたいと思います。

実はサーバーの種類はたくさんある!?

WEB制作界隈で、「サーバー」という言葉を聞いたことがあると思います。

この業界で一般的にサーバーと言うと、「WEBサーバー」のことを指しています。

実は、サーバーは用途や役割によって分けられており、たくさんの種類が存在します。

ここではそのうち特にWEBに関係するものをいくつか紹介していきます。

WEBサーバー

HTMLやCSS、画像などをアップロードして管理する場所を提供しているのが、WEBサーバーになります。

WEBサイト制作で一番お世話になるサーバーですね。

メールサーバー

メールアドレスを管理したり、メールを送受信するための役割を持ったサーバーです。

受信サーバーと送信サーバーがそれぞれ独立している場合もありますが、一体になっている場合もあります。

FTPサーバー

こちらもWEB制作でお世話になるサーバーです。

ローカルで作成したファイルをWEBサーバーにアップロードする役割を持ったサーバーになります。

この時、ローカルPCは「FTPクライアント」という役割を受け持ちます。

データベースサーバー

WordPressを構築したり、PHPなどでデータを管理する際に利用するサーバーです。

データベースを管理する役割を担っています。

レンタルサーバー上では、WEBサーバーとDBサーバーがそれぞれ独立していることが一般的です。

DNSサーバー(ネームサーバー)

DNS(Domain Name System)は、ドメインとIPアドレスを結びつけるためのシステムです。

DNSの機能を担っているのが、DNSサーバーです。

ネームサーバーと呼ばれることの方が多い場合もありますが、役割は一緒です。

アプリケーションサーバー

PHPなど、サーバー上で動作するプログラム、アプリケーションを実行するためのサーバーです。

運用形態や環境によっても種類が分かれるサーバー

上記では、役割によって種類が分かれていることを紹介しました。

サーバーは他にも運用形態や環境によっても分類されて名前が付けられているものがあります。

物理サーバー

実在するハードウェアを設置してサーバーとして利用する形態です。

通常のPCのようなタワー型、大規模なサーバー環境を構築するラックマウント型などがあります。

仮想サーバー

クラウド環境を利用して、サーバー機能を複数のマシンに分散させるものがあります。

また、通常のPC環境にソフトウェアを利用して仮想的にサーバー環境を構築する方法(VPS)があります。

VPS(Virtual Private Server)を利用すると、PHPのようにサーバー環境じゃないと動作しないものをローカルPC上で動かすことができます。

ちょっと特殊なサーバーについて

WEB制作とは直接関係ありませんが、特殊な役割を持ったサーバーもあります。

全部は紹介しきれませんが、そのいくつかを紹介します。

プロキシサーバー

プロ棋士ではありませんw

プロキシサーバーは、利用しているサーバーと外部にあるサーバーを繋ぐ役割を持ったサーバーです。

このプロキシサーバーを意図的に経由することで、匿名性を高めたりします。

ドメインコントローラー

Windows Serverの環境で使われるサーバーです。

社内LAN構築する時に、社内のPCで共有して利用できる環境を提供するための役割を持っています。

「Active Directory」というサービスとして提供されています

プリントサーバー

ネットワーク上にあるプリンターを複数のPCで共有するためのサーバーになります。

DHCPサーバー

DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は、コンピュータにIPアドレスを割り当てる仕組みのことを指します。

この仕組みを提供するサーバーが、DHCPサーバーになります。

まとめ

WEB制作の現場で扱われるサーバーは、主にWEBサーバーになります。

WEBサーバーは、自前で環境を構築するよりも、「レンタルサーバー」というサービスを利用するのが一般的です。

レンタルサーバーは、WEBサーバー、メールサーバー、FTPサーバー、データベースサーバーなどがひとつのパッケージとして提供されることが多いので、とても便利です。

しかし、ある程度サーバーに対する知識が無いと管理するのが難しい場面もあるので、レンタルサーバーについては、また別の機会でお話したいと思います。