Google AdSenseの審査が通らない時に私が行った5つの施策
2022.07.18
先日、当サイトにてGoogle AdSenseの審査が晴れて合格したのですが、思いの外大変でした。
以前は比較的スムーズに通ったのですが、最近は審査基準が厳しくなったようで、苦労している方も多いと思います。
実際に今回の審査通過までに、7〜8回は再審査の申請を出していました。
何が原因で通らないのか、Googleは教えてくれないため、通らない可能性のあるものはひとつずつ取り除いて行く必要があります。
そこで、今回は「Google AdSenseの審査を通過するまでに私が行った5つ施策」についてお話ししてみたいと思います。
目次
Google AdSenseとは?
Google AdSenseとは、Googleが提供する広告を自分のWEBサイトに貼り付けることで、サイトで広告収入を得ることができるサービスです。
広告の内容は、Googleが適宜提供するものなので自分で決めることはできませんが、ジャンルの取捨選択ができるようになっています。
広告の多くは、クリック広告と呼ばれるもので、その広告をクリックしてもらうだけで、収入を得ることができます。
どうすれば広告収入が得られるの?
Google AdSenseで、広告収入を得るためには、Googleの審査を受けて合格しないといけません。
そのためには有益でオリジナル性のあるWEBサイト作りが大事になってきます。
Googleの審査は、WEBサイトごとに必要となるので、複数のWEBサイトを持っている場合はそれぞれのサイトで審査を受ける必要があります。
審査に合格すると、Google AdSenseから発行されるソースコードを自分のサイトに追加するだけで広告を貼り付けることができるようになります。
広告の内容やデザインはGoogleが自動的に決定するので指定することはできませんが、広告の種類(表示方法)を選択することができます。
レスポンシブにも対応しており、自動広告を利用すれば、広告の貼り付ける位置や内容をGoogleが自動的に決めてくれるだけでなく、貼り付ける位置によってはサイトのデザインを邪魔しないように調整したものを貼り付けてくれます。
Google AdSenseを導入するメリット
Google AdSenseを導入するメリットは、広告収入を得ることが最大のメリットですが、それだけではありません!
広告収入を得るためには、Googleが定めている利用要件を満たす必要があります。
この利用要件を満たすことは、実はSEO対策にもつながっていて、審査に合格するということは、WEBサイトの品質に対してGoogleからお墨付きをもらったとも言えます。
したがって、広告収入を得ることができるだけでなく、WEBサイトの品質を向上させるための施策も同時に行えるのが、もうひとつの大きなメリットと言えます。
Google AdSense合格までに行った施策とは?
私はこれまでに、いくつか個人で運営しているWEBサイトでGoogle AdSenseの審査を通しています。
最初に審査が通ったのは、5年くらい前だったのですが、当時は意外とすんなり通った記憶がありました。
それから現在、新しいサイトをリリースして改めて審査を通そうと思ったところ、なかなか審査が通りませんでした。
色々とネット上の声を聞く限りでは、最近は審査が厳しくなってきているという話が多くありました。
実際に自分の肌感覚でも審査が難しくなった気がすると思ったので、改めて合格に必要な条件を見直して、施策を色々と打ってみました。
Googleでは、不合格になった場合に、どこに問題があったのかを具体的に示してくれないため、可能性のひとつひとつを潰していきながら、何度も再審査を受けていくことになります。
今回、当サイトで審査を通した際に打った対策を紹介していきたいと思います。
合格に必要な条件とは?
まずは、審査を通過するためには、どのような条件が必要なのかを詳しく見ていきましょう。
このあたりの利用要件については、Googleが公式にリリースしているので、詳細はそちらをみていただきたいのですが、大まかな内容は以下の通りとなっています。
Googleパブリッシャー向けポリシー
このポリシーに準拠する必要があり、「コンテンツポリシー」「行動ポリシー」「プライバシーに関するポリシー」「要件とその他の基準」が用意されています。
違法なコンテンツや知的財産権を侵害するようなサイトは違反となります。
また、広告に対して意図せずクリックしてしまうような配置をしたり、サイトコンテンツを妨げるような行為は違反となります。
AdSenseプログラムポリシー
このポリシーは、広告のクリックを促すために、サイトの表示回数やクリック数を作為的に増やしたり、広告クリックを促すような行為も禁止されています。
また、広告の表示に当たって誤認させるような使用についても禁止されています。
ウェブマスター向けガイドライン
このガイドラインは、SEO対策を実施する場合において準拠するように求められています。
簡単にまとめると、「Googleが認識できるサイトであること」「訪問者にとって有益であること」「コンテンツの品質を担保すること」が挙げられています。
AdSenseでは、このウェブマスター向けガイドラインに準拠していないサイトに広告を表示させることを禁止しています。
実際に合格までに行った対策
ざっくりと合格に必要な要件をまとめてみましたが、具体的なものではないので、どうすれば良いのか難しいですね。
当サイトでAdSenseの審査を通すために行った施策のいくつかをご紹介していきたいと思います。
各ページのボリュームアップ
各ページのボリュームが不足していると、ユーザーに有益な情報が提供されていないと判定されることがあります。
最低でも1ページあたり2000文字以上あると良いですが、1000文字程度でも問題ないかもしれません。
ブログ記事の積み上げ
ブログ記事をある程度用意しておかないとサイト全体のボリュームが薄くなってしまい、コンテンツの品質が低いと評価されてしまいます。
以前は10記事程度(それ以下でも)あれば問題なかったのですが、現在では20記事以上は用意しておきたいところです。
レスポンシブ対応
通常のWEBサイト構築において、レスポンシブ対応は必須となっています。
できていて当然なのですが、さらにモバイルフレンドリーテストに合格している必要があります。
文字が小さかったり、クリックボタンが押しにくかったりというのも改善しておきましょう。
インデックスエラーの解消
Google Search Consoleでは、検索エンジンにインデックスされているかどうかをチェックすることができます。
インデックスエラーがあると、検索画面に表示されないため、コンテンツの品質に問題があったり、ガイドラインに準拠していない可能性があります。
インデックスされるべきページについては、全てエラー無くインデックスされている状態にしておきましょう。
ページの表示速度を改善
近年では、SEOの対策としてページの表示速度の重要性が高まっています。
Google Speed Insightsを使うと、該当ページの表示速度を測定してくれるだけでなく、速度低下を招いている箇所を指摘してくれます。
特にスマホなどのモバイル端末での表示速度は評価がシビアなので、充分に対策しておく必要があります。
PC向けでは80点以上、スマホ向けでは70点以上を目指したいですね。
まとめ
当サイトでは、Google AdSenseの審査を通過するために、上記の施策をひと通り実施しました。
モバイルユーザービリティの評価がなかなか上がらず、表示速度を改善してもダメで、スマホ向けのCSSをイチから作り直しました。
その後、モバイルフレンドリーテストが全てのページでエラーが解消されたので、再審査を行ったところ一発で通過することができました。
今回ご紹介した施策は、あくまでも目安として考えていただければと思います。
この施策を全て行ったとしても、審査通過を保証するものではありません。
その点は、あらかじめご了承いただければと思います。
AdSense合格を目指している皆さんの一助になれば幸いです。