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WEBデザインで大切なコーポレートカラーについて

2022.07.06

WEBデザインで大切なコーポレートカラーについて

WEBデザインをする上で、「色(カラー)」というのはとても大事になってきます。

色の選択で、そのサイトの印象が決まってしまうと言っても過言ではないほどです。

WEBデザインでは、「情報の優先順位」「タイポグラフィー」など、色々と考えなければいけないことがありますが、その中でも特に「色(カラー)」についてお話していきます。

今回は、コーポレートカラーについて解説していきます。

コーポレートカラーとは?

企業のイメージカラー」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?

その企業を印象づけるために作られた色のことを指すのですが、ここで皆さんにクイズです!

以下の企業から連想する色を答えて下さい。

  • セブンイレブン → ?
  • ローソン → ?
  • ファミリーマート → ?
  • ドコモ → ?
  • ソフトバンク → ?
  • au → ?

いかがでしょうか?

クイズと言ってしまいましたが、人によってはイメージする色が違う場合もあるかもしれませんね。

私がそれぞれの企業をイメージする色は…

  • セブンイレブン → 赤
  • ローソン → 青(水色)
  • ファミリーマート → 緑
  • ドコモ → 赤
  • ソフトバンク → 白
  • au → オレンジ

でした。

このように、それぞれの企業の印象を決定づけるものが「コーポレートカラー(シンボルカラー)」と言われています。

一般的には、ロゴマークや看板、製品パッケージなどに使われますが、当然のことながらWEBサイトにも使われています。

次項では、それぞれの色が持つイメージについてお話しています。

色の持つイメージで印象が決まる!

コーポレートカラーによって、企業のイメージが左右されてしまうため、どんな色にしたら良いのか考えれば考えるほど、分からなくなってしまうくらい、コーポレートカラーを決めるのは難しいことです。

そこで、企業のイメージを言語化して、それに当てはまる色のイメージを探していくことになります。

「暖色系」「寒色系」という言葉は、デザインの仕事をしていなくても聞いたことのある人は多いと思います。

色が与えるイメージによって、温かみを感じたり、清涼感を感じたりします。

一般的に言われている色の持つイメージについて、以下にまとめてみました。

色の名前色が持つイメージ心理的効果
情熱、明るさ、活発、エネルギー、緊張、恐れ、闘争血液や太陽、炎など、生命やエネルギーの象徴。
鼓舞したり、威圧する効果があります。
冷静、信頼、知的、誠実、冷たい、神秘的、クール空や海、水など、自然の力や冷たさ。
落ち着かせたり、神秘的なイメージを与えます。
自然、若さ、健康、癒し、新鮮さ、安心感草木、自然そのものを象徴。
安らぎを与え、安心感をもたらします。
黄色幸福、喜び、楽しさ、注意、危険、騒がしさ光の象徴。
喜びや幸せを感じさせますが、警戒色でもあるため標識や看板でも利用されます。
オレンジ明るさ、楽しさ、陽気、元気、親しみやすさ、暖かさ赤の情熱、明るさ、黄色の楽しさ、幸福感を併せ持つ。
最も暖かみを感じる色とされています。
ピンク可愛い、甘い、女性らしさ、幼さ花の香りを連想させ、優しさと可愛らしさの象徴。
落ち着きと幸福感を与えます。
平和、自由、純粋、潔白、神聖、清潔何色にも染まっていない神聖なもの、平和の象徴。
清潔感や純粋さを与えます。
強さ、高級感、クール、孤独、不吉、悲しみ白の反対で何色にも染まらない強さ、闇の象徴。
オシャレ、高級感、カッコ良さのイメージ。
グレー曖昧、不安定、控えめ、シック雨雲、曇り空のイメージから不安の象徴。
白黒の中間から、控えめさ、謙虚さを与えます。
高貴、高級感、神秘的、古典的紫の染料が高級だったことから、高貴・高潔の象徴。
高級感を演出できます。
茶色安定、安心、堅実さ、落ち着き自然を育む大地の象徴。
全てを支える安定感、堅実さを与えます。
ゴールド豪華、派手、高級、豊かさ、幸せ金は、富・力の象徴。
豪華さや派手さを演出し、幸福感を与えます。
シルバー洗練、知的、優しさ、冷たさ、脆さ金に対して銀は、知性の象徴。
洗練されたイメージを与え、知的な印象をもたらします。

各業界でよく使われる色が決まっている?

最初のクイズのところで挙げた、大手企業であれば、同じ業界でもそれぞれイメージの違いを明確に出すために、各企業で同じ色が被らないように注意しているのが分かると思います。

しかしながら、一般的な話をすると、通常では各業界ごとにある程度イメージする色が決まっていたりします。

例えば、産婦人科病院のサイトであれば、ピンクやオレンジがよく使われています。

それは、ピンクやオレンジが持つイメージが、明るく、優しい、元気というものがあるためです。

他の業界はどうでしょうか?

飲食店では赤やオレンジ、不動産賃貸は緑やオレンジ、IT系は青や水色…

それぞれの業界によって特色が出ていますね。

まとめ

色にはそれぞれ与える印象・イメージがあります。

例えば、赤は情熱や活発なイメージがあり、青は冷静・知的などのイメージを持っています。

それらの色が持つ意味を企業理念や企業イメージに合わせて活かしていくのが、「コーポレートカラー」になります。

コーポレートカラーは、ロゴや看板、製品パッケージなどに利用されるため、色を見たら企業名が思い浮かぶくらいに印象に残ることもあります。

そんなコーポレートカラーをWEBデザインにうまく落とし込んで、魅力的なWEBサイトを制作していきましょう!!